落語「猫の忠信」 桂吉朝

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落語「猫の忠信」 桂吉朝
桂吉朝さんによる「猫の忠信」です。
吉朝さんという方は、アマチュア時代から素人名人会的なイベントの上位入選常連でした。
結局米朝師匠門下に入るわけですが、一門の中でも名人的な雰囲気では群を抜いていたと思います。
ですが、テレビのカメラではとらえきれない繊細な部分がすごく上手という芸風でしたので、テレビタレントとして大成功、というわけには残念ながら行きませんでした。
米朝師匠の師匠が四代目桂米團治ですが、五代目の候補にいったんは四代目の作である「代書」を得意とするという理由で米朝師匠の弟子筆頭の小米さんの名前が挙がりました。この小米さんがのちの枝雀師です。
次に名前が挙がったのがこの吉朝さんです。持ち味が四代目によく似ているという理由でした。残念ながらこの方は早世してしまい、結局米朝師匠の実子である元小米朝さんが五代目になったのはご存じのとおりです。
吉朝さんが米朝師匠の内弟子で師匠の家に住んでいたころ、米朝師匠のもとを足繁く訪ねては「弟子にして下さい」をやっていたのが弟弟子の米二さんです。この米二さんを内弟子に取るために、吉朝さんの内弟子修行が2ヶ月ほど短縮されたという逸話があります。
「桂米二」になって間もないころ、兄弟子も慣れていないので「米二くん」と呼びかけていたところ、はじめて「おい米二!」と呼んでもらった相手がこの吉朝さんで、一門に加わったのだなあという実感がわき嬉しかった、と米二さんは語っています。
正統派のカッチリとした芸風の吉朝さん、というイメージが強いのですが、故・中島らもさんの劇団「リリパットアーミー」の舞台に出演し、米朝師匠のお堅い芸風を真似ながらしゃべってる内容はとても放送には載せられない危ないギャグ、という前衛的なこともやっていたようです。
残念ながらうp主は生高座を見る機会があまりありませんでした。ですが状況の描写力がとても優れていて、世界に引き込まれて大笑いしたのを鮮明に覚えています。



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